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2020/04/02

松原市でベランダ防水工事(工程を詳しく紹介)

松原市でベランダ防水工事(工程を詳しく紹介)

松原市でベランダ防水をFRP防水工事(エフ・アール・ピー)という一般的な施工方法を実施しました。工程ごと詳しくご紹介いたします。

そもそもFRP防水のFRPとは繊維強化プラスチックの略称です。
この素材は強度と耐久性、防水性に優れており軽量であることが特徴です。

実は皆さまの身近なところで使われているこちらのFRPという素材。
なんと浴室の浴槽や船舶の船底にも使用されており、その防水性や安全性の高さが伺えますね。お風呂の浴槽での水漏れというのも想像しにくいと思います。

現在では新築のベランダ防水や店舗の屋上駐車場の屋上防水として、ほとんどFRP防水が施工されています。

ベランダ防水工事の施工前と後の写真比較

まずはベランダ防水施工前と施工後の写真の比較をご覧下さい。

ベランダ防水の施工前

ベランダ防水の施工前

ベランダ防水の施工後(FRP)

ベランダ防水の施工後(FRP)

築15年程度経過した住宅です。新築時の防水からメンテナンスを行っていなかったそうです。施工前にはひび割れやめくれが起こっています。ベランダ床以外も、手すり壁の天板(一番上の平らな部分)も防水を行います。

今回は、外壁塗装も同時に行ってます。

ベランダ防水の工程紹介

下地準備

古い防水塗膜を専用道具で削っている

古い防水塗膜を専用道具で削っている

まずは下地作りです。高圧洗浄でベランダ下地の清掃を行い、塗膜が浮いてめくれた箇所がたくさんあったのでケレン作業を行っています。ケレン作業とは防水塗装ができるようにめくって下地調整をすることです。

下地調整をせず施工に入ると塗膜の浮きから新たに施すベランダ防水層もめくれる恐れがある為、浮き上がりが激しい部分を削りとります。浮いているということは、下地との密着していないためその上から防水塗装をしても密着してない部分から剥がれをおこします。塗装直後はわかりませんが、後々はがれます。

段差がある箇所をモルタルで平らに

段差がある箇所をモルタルで平らに

ベランダ防水の下地調整の工程として、新たにモルタルの塗り直しを行ってから…

接着材を塗っています(プライマー塗布)

接着材を塗っています(プライマー塗布)


モルタル下地を塗って乾燥させたあとは、防水がしっかり密着するように、プライマーを塗布します。プライマーとは接着剤の役割をします。

次の工程で使用するガラス繊維のマットの密着を高める為に、しっかりと浸透させます。

ベランダ防水の防水層を作ります

ガラス繊維マットの貼り付け

ガラス繊維マットの貼り付け


ガラス繊維のマットを貼り、防水用ポリエステル樹脂を塗布してローラーで均一に密着させていきます。しかし密着させる工程中に、どうしても空気が入り込んでしまいます。

防水層に含んだ空気を外へ出す脱泡(だっぽう)

防水層に含んだ空気を外へ出す脱泡(だっぽう)


そこで重要になってくるのが”脱泡”と呼ばれる作業です。ガラス繊維のマットと樹脂を密着させる際に入り込む空気を専用のローラーで抜きます。この入り込んだ空気を抜いておかないと、せっかく塗布した樹脂が硬化せず密着しないのでとても大切な工程です。

FRP防水の一層目完了

FRP防水の一層目完了

ベランダ床にも同様の施工を行い、ガラス繊維マット貼りの一層目が完了しました。

ベランダ防水2層目の工程

ベランダ防水2層目

再びガラス繊維マットと樹脂を均一に密着させていきます。

床の脱泡作業

床の脱泡作業

脱泡ローラーで再び気泡を抜いていきます。

ポリエステル樹脂の防水層

ポリエステル樹脂の防水層

更にポリエステル樹脂をローラーで塗布します。

仕上げのトップコートの防水塗装

仕上げのトップコートの防水塗装


仕上げに専用のトップコートを塗り、FRP防水によるベランダ防水工事の完成です。

このトップコートの塗布は定期的なベランダ防水のメンテナンスにも重要で、FRP防水の場合は約5~6年ごとにトップコートを塗り替えるのがおすすめです。

この定期的なメンテナンスを怠ってしまうと、今回のように1からベランダ防水が必要になり、その分費用もかかります。トップコートの塗り替えのみですと、比較的施工費用も安価で済みます。

ベランダ防水工事の完成

完成したFRP防水によるベランダ防水工事

完成したFRP防水によるベランダ防水工事


トップコートで綺麗にコーティングされて美しい仕上がりですね。

ベランダ防水工事(FRP)のまとめ

今回ベランダ防水に施工したFRP防水は素材自体が軽量でありながら強度が高い為、建物にかかる負担が少ないです。工期も他の防水工事と比べると短縮することが可能な上、剝がれにくい性質を持っているので耐久性に優れています。

しかしFRP自体は伸縮性がないので、変形量が大きい木造の広いベランダなどにはヒビ割れが生じる危険性があります。下地が鉄の場合でも施工ができないので、鉄骨造には不向きです。

ご覧頂いたとおり塗り回数が多く材料費も高い為、ウレタン防水に比べて高額です。施工の際に独特の刺激臭がするのも特徴ですね。

FRP防水の施工には専門の技術が必要です。ベランダ防水工事の中でも難易度が高いので、信頼できる業者に依頼をするのをオススメします。

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