塗装出来ない屋根材・瓦の種類パート2 クボタのアーバニー
塗装出来ない屋根材・瓦の種類パート②の今回は、クボタ(現ケイミュー)のアーバニーです。
クボタのアーバニーとは?
ただ皮肉な事に、この大きな切れ目が細かく入っていることにより割れが非常に発生しやすい屋根材となってしまったのです。
またパミールと同じ様にアスベストの代わりに配合した成分が耐久性に問題がありました。
このような理由から発売からわずか4年程で製造販売が中止しています。
とにかく割れやすい
大きな切れ目があることで凹凸を演出して、見た目に高級感がありますが
それが理由で簡単に割れが発生してしまいます。
割れた部分の処置は基本的にコーキングで埋めるしかありません。
ただし、コーキング自体はあまり耐久性がありません。
縁切り作業をすると割れやすい
アーバニーが塗装出来ない・不向きな原因として一番大きい理由が、タスペーサー挿入やカッターで縁切り作業を行った際に、高確率で割れてしまうというところにあります。
この写真は他社でアーバニーに塗装されたお客様から、「屋根塗装したあとから急に雨漏りが発生するようになった」とご相談を受けまして、点検に伺った時の写真です。
点検してみると縁切り作業が全く行われておらず、カッターで切り込みを入れタスペーサーを挿入したところ、晴れの日にも関わらず中から水が漏れてきた時のものです。
施工業者によってはアーバニーを塗装する際に割れやすいという理由で縁切りを行わない業者さんもいるようですが、縁切りをしなかった結果、写真のように中に水が溜まり室内に雨漏りが発生してしまっています。