コーキング工事の工程と打ち替え費用は?ALCボード編
コーキング(シーリング)の工事の工程は?費用ってどれぐらい?
前回にコーキング工事の役割と重要性をお話しましたが、パート②の今回はそのALCのコーキングの工程と費用についてお話します。
ALCの目地の打ち替え工程
工事前
ALCの場合、目地にコーキングを打った上から塗装するので、コーキングが塗膜に守られる形となりますので、サイデイングボードに比べると長持ちする傾向にあります。
但し、コーキングの成分が抜け落ちると体積が減り、打ちたての状態よりもへこんできてしまいます。
そして写真の様にコーキングがへこんだ分塗膜もへこみ、割れが発生してしまいます。
これを放置するとゆくゆくは雨漏りにつながりますので打ち替え工事が必要になります。
初めての打ち替え工事の場合は古いコーキングを撤去しなくても、コーキングを充填するのに十分な溝がありますので、増し打ち工法が主流となっています。
2回目の打ち替え工事の際は撤去打ち替え工法が必須となります。
清掃・プライマー塗り
まずは、目地部分のホコリやゴミを取り除き、プライマーを塗っていきます。
コーキング充填・ならし
そして新たにコーキング材を充填してヘラ等でおさえてならしていきます。
完了
このあと塗装工事をして仕上がりとなります。
費用はどれぐらい?
ALC目地のコーキングの際は、基本的にコーキング後に塗装を行うことが前提なので、素材はNBウレタンが主流です。
・増し打ち ¥450~¥750/m
・撤去・打ち替え ¥750~¥1100/m
となります。撤去打ち替えの場合はサイデイングボードに比べて目地の幅や深さが大きいため、やや高額となります。
2F建て30坪の家の平均的なALC目地のコーキングのm数は
・目地・サッシ廻り共 450m~650m前後
となります。ただし、m数はサッシの数やボードの貼り方によってかなり変動します。