塗装工事の具体的な流れ
工事着工前のご近隣挨拶
ご近隣のお宅へ粗品を持って、工事スケジュールをお伝えしにご挨拶に伺います。
※ご挨拶は田中スタッフでない場合もございます
外壁塗装には工事の音、塗料の臭い、高圧洗浄の飛散などが付き物です。もちろん近隣の方にご迷惑をおかけしない工事が大前提ですが、弊社ではご近隣の方への挨拶を大切にさせて頂いております。
外壁塗装前のご近所への挨拶が大切な理由
1.工事着工のご挨拶
工事当日は朝8時~9時ごろを目安に到着をして、ご挨拶に伺います。
工事の車を駐車させて頂く際は事前に許可をとって、ご迷惑にならないように行いますのでご安心下さい。
2.足場仮設工事
弊社ではプロの足場職人による”鉄製くさび緊結式足場”を標準仕様に採用しております。
塗装職人が組む旧式足場である丸太足場や単管足場は、作業スペースが不安定で小さく、滑りやすいなどにより危険が伴うため作業に集中できない問題がありました。
足場仮設工事の様子
足場組立専門の職人により、足場の組立てを実施します。
特に一番下の足場調整を入念に行います。この細密な調整が、外壁塗装をしやすい足場作りに繋がる大事な作業なのです。
3.飛散防止ネット張り
組立てた足場に、飛散防止ネットを括り付けて足場を覆うようにします。
高圧洗浄の際に発生する水しぶきや、塗料がご近隣のお住まいに飛散するのを防止する役割があります。
4.外壁補修
外壁塗装の前に、外壁のひび割れなどの不具合の補修が必要です。
ひび割れ箇所にはコーキングなどのシール材を補充して、ひび割れを修復します。
ひび割れ箇所と他の部分に段差ができてしまっては、外壁塗装の仕上がりに影響がでる為、モルタルで左官補修を行います。
5.高圧洗浄
業務用高圧洗浄機(150kgf/cm2以上)の圧力をかけた水で、外壁や屋根などをしっかり洗い流します。長年のほこりや汚れを落としてから外壁塗装を行うことで、塗装の剥がれ防止に繋がる大事な作業です。
お隣に水しぶきがかからないように細心の注意を払って作業を行います。
飛散防止ネットを貼っての高圧洗浄ですが、万が一水しぶきが隣家にかかる可能性も考慮して、ご近隣へのご挨拶の際に高圧洗浄日は洗濯物を干すのをご遠慮頂くようにお願いをしております。
雨樋の清掃
長年に渡り、汚れが堆積した雨樋。高所にあるので、中々ご自身では汚れに気づきにくい箇所ですよね。
樋(とい)のつまりをご自身で解消するには、梯子などを使う高所作業となり大変危険です。
弊社では洗浄作業や塗装作業とともに、樋の清掃をさせて頂いておりますのでご安心下さい。
6.養生
養生とは塗装を行わない箇所をビニールで覆う、建物の保護を目的とする作業です。
窓や室外機だけでなく、植木なども塗料が付着してしまわないように、養生を行います。特にご近隣のお車などに塗料が飛ばないように注意が必要になります。
7.外壁塗装
外壁塗装は基本的に下塗り→中塗り→上塗りの3工程で行います。
築古のお家の場合などの脆弱な下地は、より強度を求める為に下塗りを2回行う計4工程の”4回塗り工法”を行う場合もございます。
又、弊社でははけやローラーを使った手塗り工法を採用しております。
下塗り
下塗りの目的は上塗り用の塗料と下地が密着する為の接着剤のような役割にあります。
その為、下塗りを入念に行うことで外壁塗装の寿命をアップさせることに繋がるのです。
事前にはけで隅などを塗っておくことで、ローラーでの塗料がはいりにくい箇所の塗り残しを防ぎます。
中塗り
多くの材料は、中塗りと上塗りが同じなので、塗り残しをしないように色を変えて塗装をします。
塗り残しがあるとその部分が薄く仕上がり、塗装ムラができてしまいます。その為、きっちり塗り残しのないように丁寧に塗ります。
上塗り
最後の仕上げの上塗りです。
塗装が壁に適量のるような塗る必要があります。ローラーの場合、力を入れすぎると塗料が薄く仕上がり、力を抜きすぎると厚くなります。厚すぎると垂れる原因になるので、適度な力で適量をのせる職人の高い技術が要求される作業です。
8.屋根塗装
高圧洗浄
屋根の高圧洗浄の様子です。軒先にコケが生えやすく、しっかり除去後に塗装を行います。
屋根塗装の様子
外壁塗装と同じく、屋根塗装においても下塗り→中塗り→上塗りの工程で行います。
棟の金属部の隙間も確認し、必要であればコーキング打ちをいます。特にスレート屋根は割れやすいのでゆっくり歩いたりの慎重な作業が必要です。
また既存のアンテナ撤去(有償)も行っております。
タスペーサー設置
スレート屋根の場合、下塗り後に”縁切り”と呼ばれる作業が必要です。
”タスペーサー”という小さな部品を屋根材の隙間に挿入することで、隙間が塗料で埋まって水捌けが悪くなるのを防ぎます。
逆に屋根材の間が塗料で埋まると、逃げ道のなくなった雨水が屋根材の中に溜まり、雨漏りの原因となるのです。
雨漏りを防ぐタスペーサーと縁切りについて(スレート屋根の塗装に必須)
9.付帯塗装
雨戸、雨樋、エアコンドレンカバーなどの外壁以外の塗装も細部まで行います。
下地調整
雨樋などの塗装前に研磨をすることで、表面に細かな傷が付き表面積が増える為、塗料の密着を良くする効果があります。
塗装の様子
こちらは手摺の塗装の様子です。
事前に清掃とサビ落を行い、塗装をします。塗料にはサビを防止する効果があるので、外観が美しく蘇るのはもちろん、お住まいの寿命を延ばすことにも繋がりますね。
10.塗り残し検査
すべての塗装が完了すると、残るは最終の塗り残し検査です。
足場の一番上の段から、順番に隈なくチェックをしながら降ります。
11.足場解体
最終の塗り残し検査も終わりましたので、足場解体作業を行います。
お住まいに傷をつけたり汚さないように、細心の注意を払いながら足場を解体していきます。
12.清掃
足場解体後、工事で出てしまったゴミをきれいに清掃して持ち帰ります。又、必要のない不用品は有償で処分も承っております。
清掃を終えてから、塗装のために移動しておりました草木や備品を元の場所に戻します。
13. 工事完了・引き渡し
工事完成後のお引渡しです。
細部まで綺麗に塗装がされていますね。
工事完了報告書の提出
工事各工程の写真を提出致します。
『ちゃんと工事をやってくれたのだろうか?』というご不安も解消。工事後もどういった工事をしたのかも一目で分かるように、お客様に安心して頂けるような報告書作成を心がけております。
※工事完了後、編集してお渡しとなります。
工事期間中の交換日記(お客様⇔職人)
お客様が職人や当社と円滑なコミュニケーションを行っていただけるよう、交換日記をお渡し致します。
お客様と職人とで毎日日記を交換することにより、作業の進み具合や翌日の作業がよく分かるのでお客様から大変ご好評頂いております。
日々の工事内容をきっちりと”見える化”することで『今はどういった工程だろう?工事のすすみ具合は?』などのご心配を解消することにも繋がりますよね。
追加料金は一切かかりません
追加料金は基本的に発生しません。
ただ下地工事が必要な場合は、下地の状態によっては施工を始めてみないと分からないことがあります。
万が一、追加料金の可能性がある場合は事前にお伝えするようにしております。事前にお伝えすることなく後から追加の請求をすることはありませんのでご安心下さい。
しつこいセールスは一切行ないません
プレッシャーを与えるセールスでは、お客様が冷静な判断をくだせないという心理があるそうです。
南大阪ペイントセンターでは、お客様のご要望があったときに工事の説明やお見積もりの説明は致しますが『弊社で工事して下さい』というセールス活動は一切しておりません。じっくりとご検討頂ければと思います。